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昨日のエントリーの続きですが、朝日新聞は太陽光、節電で電力は賄えるぅぅ! って言ってますね。(´Д`)ハァ…
太陽光発電の普及・節電定着…猛暑でも電力にゆとり
http://digital.asahi.com/articles/ASH875HWYH87ULFA01Y.html
『 東京都心で7日、最高気温35度以上の「猛暑日」が過去最長の8日連続となるなど、各地で記録的な猛暑が続くなかで、大手電力各社は比較的余裕のある電力供給を続けている。すべての原発は止まったままだが、太陽光発電の普及や節電の定着で、真夏の電力不足の心配は遠のいている。』
でも、その実態は昨日も言いましたが、老朽化した火力発電所を定期メンテナンスギリギリまで遅らせて無理やり稼働させる。正に綱渡りの電力供給を各電力会社がやっているわけです。
余裕なんかあるわけがありません( ゚д゚ )
太陽光?新エネ? いやいや、新エネで供給できる電力は全体のたった2%しかありませんよ。
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015html/2-1-4.html
しかも、太陽光や、風力などの自然エネルギーは、発電電力が不安定であるため、電力ピーク時にその電力を当てにするのは非常に危険です。だから、自然エネルギーのバックアップ電源として火力を焚くというわけの分からない状態になります。
自然エネルギーは発電量の少なさもさることながら、その電力の品質が非常に悪いので、はっきり言って戦力にはなりません。当てにしていると、大停電のリスクがつきまといます。
また、上のグラフを見て頂ければ分かりますが、日本は2011年の大震災が発生するまで、電力使用量は年を追う毎に増えていました。日本の経済成長率は各国に比べて最低であるにもかかわらずです。(実質成長はしていましたが)
以前のエントリーで、電力消費量のうち、家計が30%、残り70%が企業、法人であることを説明したことがありますが、2011年以降日本の企業は相当なムリを強いられているものと思います。
製造業の企業に務められた事がある人ならお分かりかと思いますが、工場が使う電力量は半端じゃありません。普通のオフィスでもそうですよね。あれだけPC並べたら電力相当食います。
各企業は2011以降、省エネ対策や予備電源の確保など、普段は必要のない余計なコストを強いられてしまったため、企業活動が萎縮してしまいました。その余計なコストは当然、企業が提供する商品やサービスに上乗せされますので、その最終的な負担は消費者にのしかかるわけです。
省エネ対策を否定するつもりはありませんが、今の日本はいち早くデフレから脱却をして経済を安定化させなければならない時期であり、優先順位が間違っています。
朝日新聞さん
『今需要が100%超えていないから大丈夫、電力は足りている』ではダメなんですわ。
老朽化した火力発電所がいつまで持つか分からない。
太陽光などの自然エネルギーでは焼け石に水
今後電力需要が増えたらどうするのか?
それでも原発再稼働はダメだ!というのならば上記の課題について明確な対案を出すべきだと思います。対案も出さずにダメだダメだと言っているんじゃ話になりません。
まあ、日本はもうこれ以上成長しないから電力需要は増えないと考えているのかもしれませんが(-_-;)
対案はないけど再稼働はダメったらダメ!って子供かよ。電力にゆとりなんかあるわけ無いだろ。今後経済成長したらどうするんだよ? と思われた方はクリックをお願い致しますm(__)m
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